こんばんは。今日も私の記事を訪問してくださりありがとうございます。今日は数多くの猫たちに出会える、世界の猫スポットとしての観点から、クウェートシティのクウェートタワー近辺の記事を書かせて頂きます。
目次
神聖な生き物とされる猫が多いイスラム世界
湾岸アラブ世界に限らず、一般的にイスラム世界では猫が多いです。恐らく、猫は赤ん坊のように神聖な生き物、犬は凶暴で不浄な生き物とみなす、イスラムの教えに基づく慣習によるものでしょう。犬にはとても気の毒ではありますが、猫好きにとって、イスラム世界は猫との出会いに不自由せず、たまらなく魅力的な地域です。
猫との出会いに不自由しないクウェートシティ
猫が多い国と言う点ではクウェートも例外ではなく、首都のクウェートシティでも猫との自由には不自由しません。クウェートシティでとりわけ猫が多かったのは、スーク・シャルクのすぐ隣にある魚市場前の広場、そしてクウェートタワー近辺です。恐らく、海の潮の匂いと、さらには海鮮料理レストランが漂わせている魚の臭いにもよるものでしょう。
クウェートタワー近辺にいた猫たちの中で、一番人懐こかったのがこの茶トラ猫です。
最初はぼんやりと眠そうな顔して私のカメラをジーと眺めていたかと思いきや。
やがて手をペロペロ舐めながら寛ぎ始め。
しまいにはスヤスヤ寝てしまいました。人間の前で随分と無防備だなこいつ。
以下はクウェートタワーの傍の海辺にいた他の猫たちです。
海岸の岩場で日向ぼっこをしていた2匹の猫。仲良く岩場で暮らしているようです。元々は人間に飼われていたんでしょうか。野良猫でも、海岸では餌をくれる人がたくさんいるようなので、これからも多分元気に生きていってくれるはずだと思いますが。
以下の猫たちもクウェートタワーの傍の海辺の、海鮮料理店前の広場にいた猫たち。
レストランの店員が店に残った魚を時々分けてくれるようで、猫たちはそれを当てにして広場で待っているようです。ちゃんと野良猫たちを親身に面倒が見てくれる人もいるところが良いですね。
同じく、レストランのすぐ傍のゴミ箱の下に隠れていた猫。人がやや苦手なのか、若干引っ込み思案な感じです。
この猫たちが住んでいる、クウェートタワー近辺の光景は以下のような感じです。
首都クウェートシティのシンボルであるクウェートタワー。
クウェートタワーのすぐ傍にある海鮮料理店。小学校低学年くらいの少年たちが野球をして遊んでいます。
クウェートタワーのすぐ横にある海岸。お母さんたちや少女たちがゴミ拾いをしています。その向こうに高層ビル群が林立しています。
クウェートタワー近辺を訪れた際には、祝日を楽しむ市民たちと交流するだけでなく、海岸沿いにいる猫たちとも戯れてみてください。
クウェートシティやアルクレインハウスなどの見所を回った後、猫たちとの出会いを最後に、クウェートの旅が終わりました。
いつかまた再訪したい湾岸アラブとクウェート
今回の旅を終えるに当たり、名残惜しさを感じなかったわけではありません。国立博物館や石油センターやベドウィンの街など、クウェートにはまだまだ見たいところはたくさんありました。
しかしそれでも、国民議会を発展させた穏健な王政の統治下で過ごしやすい、平和で豊かな湾岸アラブの国の現在を見れただけでも良かったと思いますし、最後に猫たちと出会えたことで、今回も良い旅ができたと満足できたものでした。
湾岸アラブもまた思い入れのある地域なので、まだ行ったことのないカタールやUAEだけでなく、機会があればバクウェートにもまた再訪できればと思います。そしてまた、猫たちとも再会したいと思います。
クウェートタワーの各種情報
入場料
タワー内の回転展望台に入場するのにKD3必要。また、クウェートシティの市内中心部から少し離れており、タクシーでアクセスするとKD3~4程度のタクシー代が必要になります。
開園時間
9時から23時半まで。無休。
アクセス
クウェートシティ中心部からタクシーで大体5~6分ほどかかります。タクシー代は片道でKD3~4程度。
周辺地図
(参考に)クウェートの各種情報
航空券
日本からの直行便はありません。東京(羽田or成田)からだとアブダビ、ドバイ、ドーハ、イスタンブール等の経由便があり、乗継地までは約12時間、そこからクウェートまで1~2時間程度の移動となるため、乗継の待ち時間を含めて約20時間かかります。
航空会社はカタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空、ターキッシュエアラインズなど。
航空運賃は12万円~14万円が目安ですが、GW休暇や盆休みなどの連休や、航空会社の時間帯によって航空運賃が18万円近くまで跳ね上がることもあるのでご注意。
詳しくは、HISやスカイチケット、エクスペディアなどで航空券の検索を。
海外旅行はエイチ・アイ・エス
空港でのビザ取得
3か月間有効の滞在ビザが、入国時に空港で取得できます。費用はKD3。クレジットカードでの支払いはできません。到着ロビーのカウンター付近の銀行でKDに両替した後、申請用紙に名前などの必要事項を記入します。
ビザ取得用の印紙を自身で自販機で購入し、すぐ傍にあるコピー機でパスポートの顔写真入りのページをコピーして、必要事項を記入した申請用紙およびパスポートの原本と共に、カウンターに提出してビザを取得します。申請時には、パスポートに見開き2ページ以上余白が残っていることが必要になります。
なお、KDの現金がなければ自販機で印紙を購入できないため、入国時にはカウンターのすぐ近くにある空港銀行で両替してもらう必要があります。その際の注意事項については、本ページ下部の「クウェート滞在時の諸注意」に関する関連記事をご参照ください。
言語
公用語はアラビア語ですが、英語の通用度は非常に高く、バスやタクシー、レストラン、博物館でも普通に英語が通じます。交通標識や案内掲示板などにもアラビア語と英語が必ず併記されているため、英語が話せれば不自由に感じることはありません。
通貨
通貨単位はクウェート・ディナールとフィルス。現地表記はKDおよびFils。KD1が1000Filsおよび約370円程度に相当します。
時差
日本よりマイナス6時間。
宿泊施設
クウェートにはゲストハウスやエコノミーホテルのように安価な宿泊施設はありません。宿泊施設はビジネスホテルのレベルのものからで、最低でも7000円/泊はかかります。
その一方で、物価が高いクウェートシティ中心部でも10000円/泊未満で宿泊できるビジネスホテルは多数あり、そこそこ設備も整っていて周囲の騒音もさほどないため、わざわざ高級ホテルに宿泊する必要はありません。
ホテルの条件(Wi-Fi、冷蔵庫、エアコン、目的地へのアクセス、朝食の有無等)をよくご確認ください。特に、クウェートは常夏の国で、冬でも最低温度が25℃にはなるため、エアコンと冷蔵庫は必須と言えます。観光地としての知名度があまり高くない国なので、夏季や冬季の長期休暇でもそれ以外の日程でも、宿泊費はそれほど大きくは変わりません。
詳しくはエクスペディアやBooking.com、トリップアドバイザー等で検索を。
リアルタイム空室確認が分かりやすい!エクスペディアの海外ホテル
海外ホテル検索、Booking.com
TripAdvisor (トリップアドバイザー)
関連記事
クウェート滞在時の各種諸注意
イスラム教国であるクウェートでは、欧米や東南アジアなどに比べるとイスラム教の戒律故の様々な制約があります。王族やモスクでの礼拝、女性の旅、アルコールとたばこ、写真撮影など、クウェートでの滞在時における各種諸注意については、下記記事に詳しく記載してありますのでご参照ください。
クウェートの見所の関連記事
クウェートの見所については、下記記事をご参照ください。
- 世界の猫スポット―クウェートシティ・魚市場前の広場
- 世界の猫スポット―クウェートシティ・クウェートタワー近辺
- 湾岸アラブの近代化と伝統文化が混在する世界―クウェートの大型ショッピングモールと魚市場とダウ船から読み解く
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- クウェートタワー近辺で祝日の憩いを謳歌するクウェートシティの市民たち―湾岸戦争後の平和な光景
- クウェートのアルクレインハウス戦争博物館から湾岸戦争当時の破壊の爪痕と現在の平和を読み解く