こんばんは。前回に引き続きシンガポールの地域紹介をさせて頂きます。今回はリトル・インディアについて。

多用な言語層と宗教層から成り立つシンガポールのインド系の人々

リトル・インディアは、イギリス植民地時代の1820年代に南インドからの労働移民が住み着いたのが始まりですが、今では南インド出身のタミル語を話す人々、東部出身のベンガル語を話す人々、北部出身のヒンドゥー語を話す人々等、10以上の異なる言語を話す人たちが混住しています。

彼らが信仰する宗教もヒンドゥー教、イスラム教、ゾロアスター教等、一口にインド系と言ってもシンガポールのインド系の人々はかなり幅広いものです。

リトル・インディアで最も目立つのはヒンドゥー寺院

インド系の人々の最多数派がヒンドゥー教徒ということもあり、リトル・インディアで最も目立つのはやはりヒンドゥー寺院になります。
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こちらはスリ・ヴィラマカリアマン寺院です。

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一方こちらはスリ・バダパティア・カリアマン寺院です。どちらも19世紀に建立されたとのこと。

中国仏教の寺院やイスラム教のモスクもリトル・インディアに混在

インド人街なのでメインはインドの文化遺産ですが、チャイナタウンにヒンドゥー寺院やモスクがあるように、ここリトル・インディアにも中国仏教の寺院やイスラム教のモスクがあります。
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こちらは千燈寺院。タイ仏教とシンガポールの中国仏教がミックスした寺院で、タイから来た坊さんに建てられたそうです。建立年は1927年なので、先ほどのヒンドゥー寺院に比べると新しいです。

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こちらは龍山寺。千燈寺院の斜め向かいにあります。1917年に中国から来た道教の坊さんが建てたそうです。

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こちらはマスジッド・アブドゥル・ガフール、南インド式のモスクです。イスラム諸国と同様、このモスクからも1日4回、コーランが鳴り響きます。

チャイナタウン同様、多民族・多文化社会のシンガポールならではと言えます。

ヒンドゥー教の光の祭典であるディーパヴァリのバザール

文化遺産を見ているだけでも十分面白いのですが、この日はディーパヴァリ(ヒンドゥー教の光の祭典、旧暦に基づく祝日)で、バザールにて色々な商品が売り出されており、普段よりもさらにリトル・インディアには活気がありました。

余談ですが、シンガポールには新暦と旧暦の正月、ヒンドゥ教とイスラム教の正月と、正月が4つあります。正月が4つある国って、世界的にも珍しいんじゃないでしょうか。

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ディーパヴァリの飾りつけはこんな感じです。カラフルでなかなか綺麗です。

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夜になるとこんな感じで、さらにきらびやかになります。

バザールの雰囲気は以下の写真のような感じです。
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シバ神やガネーシュを始め、やはり宗教関連の商品が大半を占めます。ボリウッド俳優?らしき人たちの写真も展示されていたりと、色々なものが豊富にあって面白いです。

新鮮な野菜や果物が豊富で人々の生活感が凝集された市場

また、シンガポールという先進国のせいもあるでしょうが、新鮮な野菜や果物も豊富にあります。
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祝日で私も仕事が休みだったので、どこに出かけようか当初迷いましたが、インド系の祝日ということで、結果的にリトル・インディアに来たのは大正解でした。バザールに限らず、市場というのはその街の人々の生活感が凝縮された場所で、見ていて飽きることがありません。

地域ごとに雰囲気が異なる一方でどの地域も衛生的なシンガポール

ちなみに、シンガポールはゴミ1つ路上に落ちていないクリーンな国のイメージがあり、マリーナ・ベイ等の都心部は確かにその通りなのですが、それに比べてリトル・インディアはどこかゴミゴミした小汚い雰囲気があります。

ただ自分的には、クリーンな都心部よりもリトル・インディアの小汚い雰囲気の方が、庶民の生活感と活気にあふれているのでむしろ気に入っています。まあ多少小汚いと言っても、環境汚染が深刻なインド本土に比べたら格段に綺麗で衛生的なのですが。

こんな感じで、地域によって居住する人々の出自や民族、街路の雰囲気が異なり、その一方でどの地域も不衛生さを全く感じさせないのは、多民族・多文化を掲げる先進国である、良い意味でシンガポールらしいところです。

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カテゴリ: シンガポール

入場料

いずれも無料。

開園時間

(スリ・ヴィラマカリアマン寺院)8時~12時、18時半~21時(金・土曜日は18時~21時)。無休。

(スリ・バダパティア・カリアマン寺院)7時半~21時半。無休。

(千燈寺院)8時~16時半。無休。

(龍山寺)7時半~17時(毎月1日と15日は7時~17時半)。無休。

(マスジッド・アブドゥル・ガフール)9時半~21時半。無休。

アクセス

MRTのリトル・インディア駅もしくはファーラー・パーク駅からからいずれも徒歩圏内で10分以内。シンガポールのMRTについてはシンガポールMRT路線図をご参照ください。

周辺地図

(参考に)シンガポールの各種情報

■航空券
東京(羽田or成田)~シンガポールまで直行便で約7~8時間。乗継便では乗継時間も含めて約12~18時間。航空運賃は4万円~8万円。航空会社は直行便はJAL、ANA、デルタ航空、シンガポール航空など。乗継便はエアアジア、中国南方航空など。関空、福岡などからも直行便があります。

乗継便の方が安いですが、その分時間がかかります。休暇や盆休みなどの連休には航空運賃が跳ね上がることもあるのでご注意。

エアアジアが一番格安ですが、他の航空会社便と空港が違い、荷物制限があったり、食事や飲料が運賃とは別料金だったりするのでご注意ください。
詳しくは、HISやエクスペディアで航空券の検索を。
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■ビザ
14日もしくは30日(入国審査官の判断によりますが、観光であれば通常30日となることが多いです)であればビザは不要。ただしシンガポール出国のための航空券が必要。それ以外は原則ビザが必要なため、在日シンガポール大使館などで確認を。

■言語
公用語は英語、中国語、マレー語。

■通貨
1シンガポールドル($)が81~83円程度に相当。

■時差
日本よりマイナス1時間。

■宿泊施設
シンガポールは宿泊費が高く、そこそこ設備の整ったホテルに泊まろうとすると最低でも15000円/泊はかかります。ただしカプセルホテルであれば10000円/泊未満でも宿泊することは可能です。ホテルの条件(Wi-Fi、エアコン、冷蔵庫、洗面用具やタオル、部屋の広さ、最寄駅からの距離など)について十分ご確認ください。
シンガポールはホテル代も含めて物価は全体的に高めですが、タクシー、バス、MRTなどの公共交通費は安いです。
詳しくはエクスペディアやBooking.com、トリップアドバイザー等で検索を。
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海外ホテル検索、Booking.com 
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