こんばんは。前回に引き続き台湾の嘉義市にある、KANO関連の見所に関する記事を書かせて頂きます。

KANOが専用で使っていた公園球場

日台両国で大ヒットした高校野球映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」。実在した台湾初の三民族混成チームであるKANOこと嘉義農林高校の野球チームは、今や嘉義市のトレードマークとなっています。そのKANOが専用で使っていた野球場が、市内の中心部から少し外れた場所にある、嘉義公園のすぐ傍にあります。
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公園球場を正面入口側から撮影した写真です。

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同じく観客の出入り口付近から撮影した公園球場の様子。

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近くにはやはりKANOの甲子園出場を記念した、やや不格好なバット型記念碑があります。
バットというより、何だかゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪に似ているような気がします。一反木綿が無理して立っているような格好です。

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その付近にはなぜか虎の群れの銅像があります。中国の古い理で、水を飲むときには井戸を掘ってくれた人のことを思いながら感謝して飲めという意味が込められており、なおかつ八田與市・外代喜夫妻の墓前で毎年行われる墓前祭のテーマともされる、「飲水思源」が象徴されているようです。

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嘉義公園内にある、射日塔という建物から眺めた球場です。映画の終盤、太平洋戦争への出征前に嘉義市を訪れた錠者博美が、「ここか、なんだ、こんなところだったのか」と驚くほどに、当時は赤土と粘土だけで造られていた泥まみれのKANOの球場は、今ではすっかり立派なものになっています。

ちなみに、映画で映されていたKANOの球場の光景は以下のような感じ。
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赤土と粘土ばかりの球場と、それを見て驚く錠者博美の様子。(いずれの写真も映画より抜粋)。

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球場を見て当初驚いた錠者博美は、かつて札幌商業高校の投手として対戦したKANOに対する深い感銘を思い出し、球場を走り出します。(この写真も映画より抜粋)。

不利な状況でも最後まで諦めなかったKANOを思い出し、戦場に旅立つ際の心の支えにしようとしたのでしょうか。錠者博美投手が後に戦死してしまうことを考えると、とても悲しくやるせない気持ちになってしまいますが。

話を現在の嘉義市に戻します。
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同じく射日塔から眺めた、嘉義市の街並みです。雨天だったので見晴らしはあまり良くないですが、台湾有数の大都市として、そこそこ栄えていることは見て取れます。

嘉義市の至るところにあるKANOの看板とトレードマーク

この公園球場に限らず、この街にはKANO関連の看板やトレードマークが至る所にたくさんあります。
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例えばこちらは嘉義の市役所の建物ですが。

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市役所の1階にはKANOの看板が掲げられています。子供たちが無邪気にジャンプしている姿がほのぼのとしてとても良いですが、映画で度々唱えられた「一球入魂」の言葉も、すっかり嘉義のトレードマークになっています。

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こちらはその市役所前の通りの様子。上の写真のKANO看板が掲げられているのもこの通りです。すぐ傍に大病院があります。

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一方こちらは、現在の国立嘉義大学(かつての嘉義農林高校)の付属商業高校です。

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この付属高校の入口横にもKANOの看板があります。

今後もKANOが嘉義市のトレードマークであり続けることを

台北や高雄と同様、嘉義も過去から引き継いだ様々な文化遺産を抱擁して発展を今後も遂げていくと思いますが、その土台がKANOに象徴される、古き良き出来事、確かに存在していた幸せにあることは間違いないように思います。時代が変わって嘉義市の街並みが変貌していく中でも、今後もKANOが嘉義市のトレードマークとして、古き良き出来事と時代の象徴として、ずっと受け継がれてほしいものです。

映画をご覧になったら是非嘉義市の訪問を!

KANOの映画を未見の方には、素晴らしい映画なので是非ご覧になって頂いた上で、映画の舞台となった嘉義市を訪れて、あの時代のあの場所について、想いを馳せてみてください。

関連記事

嘉義市にあるKANO関連の他の見所に関しては、ブログ内の以下の記事をご参照ください。

映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の舞台①―台湾・嘉義/呉明捷投手の銅像と中央噴水池
映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の舞台③―台湾・嘉義/KANO故事館と近辺
映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の舞台④―台湾・嘉義/国立嘉義大学
KANO以外にもスポーツに力を入れている大学―台湾・嘉義/国立嘉義大学

また、旅行記ではありませんが、映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の見所については、以下の記事をご参照ください。
映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の見所①―民族の違いを乗り越えて躍進する嘉義農林高校
映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の見所②―サブストーリーとしての八田與一技師と嘉南大圳建設工事
映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の見所③―良い出来事もたくさんあった日本統治時代

入場料と開園時間

公園球場の内部は試合が開催する時しか入場できません。試合開催のスケジュールや入場料は嘉義市の市役所等でご確認ください。

アクセス

公園球場は台湾鉄道「嘉義」駅のバスターミナルから嘉義客運バスに乗り、終点「嘉義公園」で下車、徒歩数分の場所にあります。バスの便数は大体20分に1本、バス代は24元。

注意事項

ベルトラ等の手配による現地発のツアーには本記事の場所は含まれていないのでご注意ください。また、公園球場以外の、市内にあるKANOの看板やトレードマークは将来的には取り外されたり変更される可能性もあります。

周辺地図

(参考に)台湾の各種情報

■航空券
東京(羽田or成田)~台北まで直行便で約4時間。到着空港は成田からであれば台湾桃園国際空港に、羽田からであれば台北国際(松山)空港になります。東京(成田)~高雄までは直行便で約4時間半。航空運賃はいずれも4万円~6万円程度。航空会社はエバー航空が最も安く、他にキャセイパシフィック航空やチャイナエアラインやANAなど。札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡などからも直行便があります。GW休暇や盆休みなどの連休や、航空会社の時間帯によって航空運賃が十万円単位まで跳ね上がることもあるのでご注意。乗継便は、航空会社によっては1万円程度安くなることもありますが、10時間以上かかることが多いのであまりお勧めしません。
詳しくは、HISやエクスペディアで航空券の検索を。
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■ビザ
90日以内の観光目的で滞在の日本国民は、出国のための予約済みの航空券か乗船券を持っていればビザは不要。それ以上の滞在や留学などはビザが必要であるため、駐日台湾大使館などでご確認を。

■言語
公用語は中国語。英語の通用度は日本と同程度。観光客向けの中級以上のホテルやレストランなどであれば、むしろ日本語の方が良く通じることがあります。

■通貨
1台湾元が3~4円程度に相当。

■時差
日本よりマイナス1時間。

■宿泊施設
安価なホテルであれば3000台で泊まれるところもありますが、そこそこ設備の良いホテルだと4000円以上はかかります。ホテルの条件(Wi-Fi、冷蔵庫、エアコン、目的地へのアクセス等)をよくご確認ください。詳しくはエクスペディアで検索を。
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