こんばんは。前回と同じく台北について。今回は民主化と経済発展の中で変化を遂げた台北市街、そして日本と台湾の関わり方の変化について書かせて頂きます。

民主化によって更なる経済発展を遂げた台湾

日本の植民地支配や国民党独裁政権の時代にも台湾は経済成長を遂げましたし、その土台となる各種のインフラも築かれましたが、台湾が本格的に発展したのは、民主化によって自由をもたらされて以降と言えます。

台湾の発展の象徴である台北駅の新駅舎

日本の植民地支配や国民党独裁の時代に築かれた台北駅の3代目までの旧駅舎は廃止されてなくなってしまいましたが、代わりに現在は近代化・大型化した4代目の新駅舎が活躍しています。旧駅舎があった場所から数百メートル離れた位置にある現在の4代目の新駅舎は、1990年に完工しました。

以下の写真は新駅舎の乗車券売り場と中央の広場の様子です。
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首都で交通の中心地の役割を果たす駅舎として十分おかしくないだけの風格があり、利用客も大勢います。台湾の鉄道網の中心であるだけのことはあります。

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乗車券売り場の真上には画面が切り替わるディスプレイがあり、三菱電機や、日本のアニメっぽい画面が表示される時もあれば、中国の大河ドラマらしき画面に切り替わる時もあります。

乗車券売り場や中央の広場だけでなく、改札機も至極近代的な造りで、建物の外観のような昔ながらの雰囲気はありません。
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1990年という、まさに民主化が始まった年に完工したせいもあり、改札口も中央の広場も、駅舎内は人の往来に伴う開放感と活気があり、まるで台湾の新しい時代を象徴しているかのようでした。

伝統的で懐かしい寺か王宮別荘を思わせる外観の新駅舎

駅舎内部がかなり近代的な造りになっているのに対し、駅舎の建物自体は、近代的建築と伝統的な中華建築を足し合わせたような印象を受けます。
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建てられたのが1990年という新しい時期である一方、建物の光景は何となく一昔前の質素なお寺か王宮の別荘を思わせるような、どことなく昔ながらの懐かしい雰囲気を持つ中華建築です。

植民地支配から転換されたODA事業により造られた新幹線

植民地支配や独裁体制が終焉して民主化と経済発展が台湾で進んだ現在、日台交流は新しいステージに入ったと言えます。日台両国の新しい関わり方の1つが、日本によるODA事業です。ODA事業というと道路や橋などのイメージが強いですが、台北駅を発着する台湾新幹線もまた、日本のODAの支援で造られたものです。
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日本のODAで造られたこともあり、ラインがオレンジ色であることを除けば、台湾新幹線の車体は確かにかなり日本の新幹線に似ています。国土を数時間で南北に縦断する、現在の台湾にはなくてはならないもので、この新幹線は、民主化後の台湾の新しい時代、日本と台湾の関わり方の変容を象徴と言えます。

政府間レベルを凌ぐ民間経済レベルでの日台の交流

政府間であればODA事業が代表格として挙げられますが、現在の台湾では基礎インフラはほぼ完備されているので、主要な交流はODA事業ではなく民間経済レベルでのものになります。

そうした民間経済レベルでの交流の代表格として、台北駅前には、日本のデパートも色々あります。
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三越や秋葉原の看板が見えます。台北駅を行き来する人たち、特に若い人たちには代表的な日本のデパートとしてかなり人気があります。

更なる大きな変貌を遂げていく台北の街並み

そして日台両国の交流の変化を象徴しているかのように、台北の街並みも、日本の統治時代からも国民党の時代からも変容を遂げています。
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台北に限らず、台湾の大都市の特徴は、高層ビルと一緒に庶民的な屋台や料理店、中小企業向けと思われる低階層のビルが共存していることです。そういう意味で台北の主役は高層ビルではなく、低階層の建物群とそれに面した小規模な街路、その街路を行き来する人通りこそが台北に活気をもたらしています。

日本統治時代の文化遺産とともに独自の民主化と発展を遂げた台湾

台湾の魅力、というより、日本人にとって最も感謝すべき有難いところは、全国に日本統治時代の文化遺産を保存して残してくれていることです。一方で、日本統治時代とは違う、独自の民主化と発展を現在の台湾は遂げています。様々な時代の文化を取り込みつつ、更なる発展を遂げる台湾の様子は、台北以外の街並みでも見られます。

アクセス(台北駅)

台湾新幹線と台湾国鉄の台北駅と、MRT淡水信義線と板南線の台北駅が地下通路でつながっています。台湾桃園国際空港もしくは台北松山空港から台北駅へのアクセスは台北の空港アクセス(ホテリスタ)を、台北のMRTについては台北MRT路線図をご参照ください。

周辺地図

(参考に)台湾の各種情報

■航空券
東京(羽田or成田)~台北まで直行便で約4時間。到着空港は成田からであれば台湾桃園国際空港に、羽田からであれば台北国際(松山)空港になります。東京(成田)~高雄までは直行便で約4時間半。航空運賃はいずれも4万円~6万円程度。航空会社はエバー航空が最も安く、他にキャセイパシフィック航空やチャイナエアラインやANAなど。札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡などからも直行便があります。GW休暇や盆休みなどの連休や、航空会社の時間帯によって航空運賃が十万円単位まで跳ね上がることもあるのでご注意。乗継便は、航空会社によっては1万円程度安くなることもありますが、10時間以上かかることが多いのであまりお勧めしません。
詳しくは、HISやエクスペディアで航空券の検索を。
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■ビザ
90日以内の観光目的で滞在の日本国民は、出国のための予約済みの航空券か乗船券を持っていればビザは不要。それ以上の滞在や留学などはビザが必要であるため、駐日台湾大使館などでご確認を。

■言語
公用語は中国語。英語の通用度は日本と同程度。観光客向けの中級以上のホテルやレストランなどであれば、むしろ日本語の方が良く通じることがあります。

■通貨
1台湾元が3~4円程度に相当。

■時差
日本よりマイナス1時間。

■宿泊施設
安価なホテルであれば3000台で泊まれるところもありますが、そこそこ設備の良いホテルだと4000円以上はかかります。ホテルの条件(Wi-Fi、冷蔵庫、エアコン、目的地へのアクセス等)をよくご確認ください。詳しくはエクスペディアで検索を。
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