こんにちは。前回と同じくセネガルのトゥーバについて、今回は市場とバオバブの木について書かせて頂きます。

ムリッド教団の聖地に広がる活況を呈した市場

セネガルで最大の勢力を持つムリッド教団の聖地には、巨大なモスクを中心とした、活気のある城下町が広がっており、中でも活況を呈しているのが市場です。

以下、聖職者兼ガイドの方に案内してもらった市場の写真です。

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こんな感じで、田舎町には十分すぎる人の往来があり。

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売られている商品も豊富にあります。普通に日常生活を送るだけであれば、生活品を手に入れるにはこの市場があれば全く問題なさそうです。

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こんな風に路上に洗剤や軽油や食器などが所狭しと置かれて売られているのはアフリカならではです。

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食肉も細断されて売られていますが、欧米やアジアの衛生基準で考えると少し心配になるかもしれません。

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トゥーバの町自体はダカールやサンルイよりはるかに小規模ながら、市場は両都市に決して劣らない活気があります。商品の種類や数も半端ない。トゥーバが一時期、セネガルの内なるの異国と呼ばれていたのも頷けます。以前はトゥーバに入る際は厳しい検問が設けられていたとか。今はもうありませんが。

アフリカで撮影する時は細心の注意と節度を持って

余談ですが、市場の撮影をしていたら露天商の一人がキレて絡んできて、案内人の聖職者の方が大声で仲裁して追い返してくれました。

欧米や東南アジアほどには自由で開放的というわけにはいかない時もあるので、アフリカ。それもイスラム教が主要な宗教である国の公衆の場で撮影するときは、くれぐれも注意して、節度を持っていないといけませんね。

アフマド・バンバが日々祈りを捧げたバオバブの木

市場のすぐ近くには、アフマド・バンバがムリッドとして目覚め、メッカに向かって日々祈りを捧げていたという、巨大なバオバブの木があります。
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穴から木の内部に入ることができます。

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人間と比べると木や穴の大きさが一目瞭然です。この人が、私のガイドをしてくれた聖職者さん。サングラスしていると怪しいおじさんに見えますが、全然悪い人ではありません。

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木の中はこんな感じです。ここでアフマド・バンバは日々祈りを捧げていたんですね。

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モスクや図書館から始まったトゥーバの街の見学を一通り終えたので、案内してくれた聖職者の方にお礼してチップを手渡し、乗り合いタクシー(7プラス)に乗って再びダカールに帰りました。

平和で穏健なイスラムが良い形で根付いたセネガル

マリやニジェールのような近隣諸国や、シリアやイラクのような破綻国家と違い、セネガルがアフリカ特有の問題を抱えつつも争いのない平和な国であるのはやはり、アフマド・バンバやムリッド教団の教えの良い部分がしっかり根付いているからだと言えます。

イスラムが平和的・穏健に根付いた1つの良い形の例が、セネガル、そしてこのトゥーバの街にはありました。

一言でイスラムとかアラブと言っても、国や地域によって色々な形があるのだということが、トゥーバの街では感じられます。主要なイスラム神秘主義団体であるムリッド教団の聖地に、セネガルに来られた際には是非訪れてみてください。

関連記事

トゥーバの他の見所に関しては、以下の記事をご参照ください。
ムリッド教団の創始者アフマド・バンバの遺体が祀られた建物と図書館―セネガル・トゥーバ
ムリッド教団の聖地にある西アフリカ最大のモスク―セネガル・トゥーバ

入場料

市場もバオバブの木も、ただ見学するだけであれば無料。ただし徒歩だと道に迷いやすいため、ガイドさんにチップを渡して案内してもらった方が道に迷わず、その場合にはガイドさんの支払い分が必要。

開園時間

市場もバオバブの木も時間制限はなく、いつでも見学が可能。ただしガイドさんに案内をお願いし、道に迷わない時間帯に訪れることが無難なため、日照時間帯(18時頃まで)に訪れた方が良いと思います。

アクセス

ダカールのバス乗り場から乗り合いタクシー(7プラス)で4時間程度かけて近隣の街であるMbackeに移動し、タクシーに乗り換えてMbackeからトゥーバのモスクまで約10分かけて移動します。時間的にはサンルイより1時間ほど短い移動時間ですが、位置的にはサンルイはダカールから北上するのに対し、トゥーバは東方の内陸側にダカールから移動することになります。7プラスでのMbackeまでの料金は5000CFA、Mbackeからトゥーバまでのタクシー代は500CFA程度になります。どちらも運転手とは要交渉。

街中ガイド

街中は自由に散策でき、特にガイドが必要というわけではありませんが、モスク内も見学・撮影し、かつ詳しい説明を聞くこともできるので、聖職者兼ガイドさんの同行によるモスク見学や街中散策も良いかと思います。ガイド料は、大体10000~20000CFA。交渉してみてください。

周辺地図(ダカールのバス乗り場)

周辺地図(トゥーバ)

(参考に)セネガルの各種情報

■航空券
東京(羽田or成田)や関空から、パリのシャルルドゴール空港(CDG)を経由して、ダカールのレオポール・セダール・サンゴール国際空港(DKR)に到着する乗継便が主力になります。往復路ともパリで1回だけの乗継便の場合もあれば、往復路のどちらかはもう1か所(ソウル、ロンドン、アムステルダムなど)を経由する2回の乗継便の場合もあり、乗継回数が多い便は時間がかかる一方で、航空運賃は2万円程度安くなります。航空運賃は大体20万円~30万円程度。往路はパリで1泊することが多いので、その分のホテル代(7000円~1万円程度)もご用意ください。航空会社は基本はエールフランスで、乗継が2回ある便ではエールフランスと他社(大韓航空、ブリティッシュエアウェイズ、KLMオランダ航空など)との複合会社であることが多く、複合会社便の方が航空運賃は2万~3万円程度安くなります。GW休暇や盆休みなどの連休には航空運賃が跳ね上がることもあります。荷物制限がある便はオーバーすると別料金になったりするので、航空券の条件には十分ご注意ください。
詳しくは、HISやエクスペディアで航空券の検索を。
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■ビザ
以下の条件が全て満たされればビザは不要になります。
① 90日以内の滞在期間
② セネガル入国時のパスポートの有効期間が6か月以上
③ セネガル入国時に、出国する際の往復の航空券を所持していること
④ イエローカード(黄熱病予防接種証明書)を所持していること
91日以上滞在する場合、現地で滞在延長許可証を申請・取得する必要があります。その他、詳しくは在日セネガル大使館などでご確認ください。

■言語
公用語はフランス語ですが、ダカールやサンルイなどの大都市以外の、地方での通用度は低いです。一方で、共通語であるウォロフ語は全国的に通じます。英語は、観光客向けの中級以上のホテルやレストランなどでは通じますが、一般では全くというほど通じません。その他、各民族に応じて多様な現地語が話されています。

■通貨
50CFA(フラン・セーファー)が約10円に相当。

■時差
日本よりマイナス9時間。

■宿泊施設
バックパッカー専用の安宿であれば1泊1000円台~2000円台でも宿泊可能。ただし設備面の不備(エアコンが効かない、冷蔵庫がない等)や市内へのアクセスの不便さなどの難点があります。そこそこの設備と市内にアクセスのしやすい中級ホテルであれば1泊最低5000円はかかります。高級ホテルであれば1泊1万円以上はします。セネガルの治安はさほど悪くないので、中級ホテルでも問題ないかと思います。詳しくはエクスペディアで調べてみてください。
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■その他の参考情報
その他、セネガルに関する参考情報は、セネガルで協力隊員をされた方のサイトである、セネガルがいどをご参照ください。