太平洋戦争の激戦地だったコレヒドール島の記念館の展示から読み解く追い詰められる日本軍兵士たち

こんばんは。今日も私の記事を訪問してくださりありがとうございます。今回は太平洋戦争記念館や日本平和庭園にある、日本軍関連の展示に基づき、太平洋戦争中に置かれていた日本軍の兵士たちの境遇の過酷さ、占領支配を行ったフィリピンでの立場の悪さについて記事に書かせて頂きたいと思います。

 

 

アメリカ政府のODAで建設された太平洋戦争記念館

 

コレヒドール島内で最も標高の高い場所にある太平洋戦争記念館は、アメリカ政府のODAによって1968年に建設されたものです。

こちらが太平洋戦争記念館。

 

その隣には博物館があります。

 

博物館内の展示の様子です。

 

 

日本軍の兵士たちの写真の展示も

 

アメリカ政府のODAで建設された博物館なだけあって、館内の展示は米軍関連が最も多いですが、もちろん日本軍関連の展示もあります。

 

こちらは日本軍の兵士たちの写真の展示。

 


米軍の反攻以降、1944年~45年に撮られた日本軍の兵士たちの写真です。どの兵士も一様に痩せていて、追い詰められた若い兵士たちが置かれてきた過酷な環境を垣間見ることができます。

 

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日本軍敗北後の米軍によるコレヒドール島奪還の写真も

 

日本軍が優勢だった3年前とは攻守が完全に逆転し、マッカーサーがコレヒドール島に再上陸し、米国旗が再掲揚された時の写真も展示されています。

 


米軍国旗が再掲揚される写真。単に動画と写真の違いというだけかもしれませんが、太平洋戦争記念館の写真の方が、マリンタ・トンネルの記録映像よりも鮮明な写りになっている気がします。

 

 

日本軍政による占領時代を象徴させる物品の展示も

 

日本軍が統治していた大東亜共栄圏時代の物品も展示されています。

日本軍がフィリピンで乱発した軍票。現地に軍事費を負担させる、日本軍の都合だけで使われたもので、現地の人たちにとっては通貨価値の全くないためにすこぶる評判の悪い、紙くず同然のものでした。

 

 

若くして犠牲になった日本軍の兵士たちの遺品の展示も

 

もちろん、日本軍の兵士たちが所持していた遺品も多数展示されています。

家族から贈られた千人針や、日本酒の瓶などが展示されています。多くの兵士たちがこの島の過酷な境遇の下で戦い追い詰められ、若く尊い命を落としていったことが展示から読み取ります。

 

 

日本平和庭園にもある日本軍関連の展示

 

日本平和公園においても、設置された榴弾砲のすぐ近くに売店と休憩所があり、休憩所内にも当時の日本軍や日本兵たちの写真や展示があります。

マニラやコレヒドール島が陥落した際に、日本兵たちから勝利の祝辞が書き込まれた当時の決意書です。70年以上前のものなので、黄ばんで破けてしまっていますが。

 

この祝辞も、悲惨な敗戦を迎えた後になって振り返ってみると皮肉なものです。

 

陥落したマニラを占領する、日本軍の戦車隊の写真。ホルヘ・ヴァルガスを中心とする、日本軍の傀儡政府が築かれるのはこの写真の後になります。

 

傀儡政府の樹立に伴う占領政策により、日本軍の兵士たちは過酷な戦いのみならず、フィリピンの人たちから買った憎しみによっても追い詰められ、自滅していくことになります。

1942年4月~5月のフィリピンでの緒戦の勝利に万歳を掲げる日本兵たちの写真です。20歳前後の若すぎる兵士たちばかりですが、喜びの表情とは裏腹に、この頃から既に日本軍は深刻な食糧不足・物資不足に陥りつつありました。

 

実際、この写真の兵士たちも一見しただけで気の毒に思えるくらい瘦せ細っており、後に追い詰められていくことを暗示しているかのようです。

 

 

展示から読み解く日本軍の兵士たちの過酷な環境と立場の悪さ

 

日本平和庭園には、日本軍の兵士たちのみならず、フィリピンの太平洋戦争で犠牲になった人たちのために、様々な記念碑や慰霊碑が立てられています。日本軍に関する様々な展示を見ていると、一体あの戦争には何の意味があったのか、なぜフィリピン全土で100万人を超える人々が犠牲にならなければいけなかったのか、無数の日本軍の兵士たちは一体何のために犠牲になったのかという想いが強くなります。

 

過酷な環境で命と引き換えにして戦いながらも、日本軍の兵士たちは何一つとして得るものがなく、それどころか占領支配によってフィリピンの人たちの憎しみを買い、自ら立場を悪くしていきました。コレヒドール島を訪れた際には、日本軍の兵士たちがどのような過酷な境遇に置かれ、フィリピンの人たちからどう見られていたのか、是非様々な展示から読み取って頂きたいと思います。

 

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コレヒドール島の各種情報

 

アクセス

 

メトロ・マニラのSMモール・オブ・アジアのすぐ傍にあるフェリー・ターミナルからサン・クルーズ社のフェリーに乗って40分~50分ほどかけてコレヒドール島まで移動します。2年ほど前までとはフェリー・ターミナルの場所が変わっているので(地球の歩き方の2015年版に掲載されているターミナルの場所は古い)、くれぐれもご注意ください。

 

 

サン・クルーズ社のツアー予約

 

島内見学はツアーのみであり、サン・クルーズ社のチケット売り場で希望のツアーを申し込みます。ツアー料金には往復のフェリー代や島での昼食代も含まれており、週末の日帰りトラムツアーであれば1人当たり2,749フィリピン・ペソ(平日なら2,550ペソ)、日帰り徒歩ツアーであれば1人当たり1,800ペソになります。なお、マリンタ・トンネル内の見学には別料金で200ペソ必要になりますので、ご注意ください。

 

島内は意外に広く、徒歩で回ると時間的に結構厳しいので、トラムツアーをお勧めいたします。他にも島内宿泊ツアー、ロッククライミングツアー、ハイキングツアーなど、いくつかのツアーがあるので、ご希望に沿ったツアーを申し込んで頂ければと思います。

 

詳しくはサン・クルーズ社のホームページをご覧ください。なお、サイクリング・ツアーもありますが、島内で自転車はレンタルされていないので、マニラ市からフェリーで忘れずに自転車を持参するようにしてください。

 

 

日本で不安のない事前予約をされるならベルトラのツアーで

 

現地に渡航してからサン・クルーズ社などのローカル会社のツアーに申し込む方法もありますが、予め日本で現地発ツアーに申し込んでおくと、ツアーによっては集合場所がSMモール・オブ・アジアよりも分かりやすい場所だったり、ホテルへの送迎がありますし、何より日本語で申し込んで日本語のツアーに参加できるので、とても安心感があります。下記リンクよりご検索・ご予約ください。
24時間オンライン予約可能★世界中のオプショナルツアー取扱VELTRA

ベルトラの現地オプショナルツアーのメリットとデメリットに関しましては、ブログ内の下記の別記事をご参照ください。

 

 

周辺地図(SM・モール・オブ・アジアとフェリー乗り場)

 

 

 

周辺地図(コレヒドール島内)

 

 

(参考に)フィリピンの各種情報

 

航空券

 

東京(羽田or成田)~マニラまで直行便で約4~5時間。航空運賃は5万円~6万円。航空会社はフィリピン航空が殆どです。JALやANAの直行便もありますが、便数が少なく、航空運賃が最低1万円~2万円はフィリピン航空より高くなります。関空、福岡などからも直行便があります。

 

時間は直行便よりかかるものの、香港経由のキャセイパシフィック航空や、ソウル経由の大韓航空など、航空会社によってはフィリピン航空の直行便より5千円~1万円ほど安くなるものもあります。GW休暇や盆休みなどの連休には航空運賃が跳ね上がることもあるのでご注意。

 

詳しくは、HISやスカイチケット、エクスペディアなどで航空券の検索を。
海外旅行はエイチ・アイ・エス

海外格安航空券を探すなら スカイチケット!

【航空券+ホテル】海外旅行エクスペディア★パッケージツアー

 

 

ビザ

 

30日間以内の滞在であればビザは不要です。31日以上滞在する場合、59日間有効のツーリストビザを取得でき、1回目は29日まで、2回目以降は1か月ごとの延長申請が可能です。詳しくは在日フィリピン大使館などでご確認を。

 

 

言語

 

公用語は英語とタガログ語。フィリピンはアジアで一番英語の通用度が高い国です。100以上の民族から成る多民族国家なため、タガログ語も含めて全国で80前後の言語が使われています。

 

 

通貨

 

1フィリピノ・ペソが2~3円程度に相当。

 

 

時差

 

日本よりマイナス1時間。

 

 

宿泊施設

 

ドミトリー等を使えば1泊1000円~2000円代でも宿泊可能。ゲストハウスなどの低価格のホテルが1泊3000円~4000円、設備のそこそこ整った中級以上のホテルだと1泊最低4000円以上はかかります。

 

フィリピンは物価が安いため、安価な宿泊施設がマニラの中心部でも多数あります。

 

ホテルの条件(Wi-Fi、冷蔵庫、エアコン、目的地へのアクセス、朝食の有無等)をよくご確認ください。特に、フィリピンは常夏の国なので、エアコンと冷蔵庫は必須と言えます。夏季や冬季の長期休暇は宿泊費が高騰しがちなので、その点も併せてご留意ください。

 

詳しくはエクスペディアやBooking.com、トリップアドバイザー等で検索を。
リアルタイム空室確認が分かりやすい!エクスペディアの海外ホテル
海外ホテル検索、Booking.com
TripAdvisor (トリップアドバイザー)