太平洋戦争の激戦地だったコレヒドール島のマリンタ・トンネルから読み解く追い詰められる日本軍

こんばんは。今日も私の記事を訪問してくださりありがとうございます。今回はフィリピンのコレヒドール島のマリンタ・トンネルにある関連展示より、追い詰められていく日本軍に関する記事を書かせて頂きます。

 

 

日本軍のトンネルでもあったマリンタ・トンネル

 

マリンタ・トンネルは、米軍のトンネルであると同時に、1942年5月に守備隊が降伏して以降は日本軍の司令部が設置され、1945年2月~3月に日本軍が陥落して追い詰められた日本兵たちが集団自決するまでの約3年間は、紛れもなく日本軍のトンネルでもありました。

 


米軍が司令部を設置し、米軍敗走後は日本軍が司令部を設置した、マリンタ・トンネルの入口です。

 

入口のすぐ横にはトンネル内の地図があります。

 

トンネル内には多数の展示がありますが、明かりを付けなければこのように真っ暗な状態です。

 

 

日本軍司令部や日本軍関連の観光客向けモニュメント

 

元々が米軍の司令部が置かれたトンネルだったので、トンネル内のモニュメントは米軍関連のものが多いですが、中には日本軍関連のモニュメントもあります。

トンネル内に設置された日本軍司令部の様子を再現したモニュメントです。銅像での再現が非常にリアルです。

 

 

日本軍の兵士たちの姿を映した記録映像

 

トンネル内には、マニラやコレヒドール島に上陸した日本兵たちの姿を映した映像記録も放映されています。

 

 

この頃はまだ日本軍が優勢ではありましたが、映像から既に、日本軍の食糧・物資の配給が滞り、若い兵士たちが皆一様に痩せていて、敗走への暗示がされていることが読み取れます。

 

 

フィリピン戦争の立役者である日本軍将校たちの記録映像

 

一般の日本兵のみならず、本間雅晴・中将、山下奉文・大将らを始めとする、フィリピン及びコレヒドール島陥落の立役者であると同時に、戦後はBC戦犯として処刑されることになる、陸軍将校たちの映像もあります。

 

BC級戦犯として戦後に裁きを受ける彼らもまた、広い意味では戦争で追い詰められた犠牲者と言えるかもしれません。

 

スポンサーリンク


 

 

米軍の反攻で陥落へと追い詰められる日本軍の映像

 

マニラやルソン島への攻撃と並行して、1945年1月23日からは米軍によるコレヒドール島への攻撃も開始されました。爆撃を連日加えると同時に、島周辺に撒かれた日本軍の機雷も米海軍により撤去され、2月16日には米パラシュート部隊の降下も開始されました。

こちらはマリンタ・トンネル内で放映された、米空挺部隊約1000名によるパラシュート部隊の降下の記録映像です。強風と狭い着地のために1割以上の負傷を出すものの、パラシュート部隊は島内中央の占領に成功。3年前とは攻守が完全に逆転することになります。

 

こちらもやはりマリンタ・トンネル内で放映された、パラシュート部隊に続いてコレヒドール島に上陸した、米歩兵部隊の映像です。

 

そして、こちらは戦闘で犠牲になった日本兵たちの映像です。

 

 

3月2日にコレヒドール島が米軍によって陥落した後、島の中央広場で再度米国旗が掲揚された時の記録映像になります。

 

投降して捕虜になることが軍規で禁じられていた日本軍の兵士たちは、米軍の上陸で一気に追い詰められることになりました。

 

 

日本軍の兵士たちが集団自決した破壊の跡

 

投降して捕虜になることを禁じられていた日本軍の兵士たちには、もはや玉砕という道しか残されていませんでした。コレヒドール島には日本軍の兵士が6000名ほどいましたが、殆どがマリンタ・トンネル内や防空壕内で自決し、生存したのは米軍に捕虜として捕らえられた、19名だけでした。

 

以下はいずれも、日本兵たちが爆弾で集団自決したことで破壊されたマリンタ・トンネル内の写真です。

 

 

 

 


手榴弾等によって集団自決時に破壊された跡、集団自決のためにガソリンをかけて日本兵たちがくるまった布団などが、現在も保存されて当時のまま残されています。

 

近くには、米軍によって集団自決した日本兵たちの遺体が米軍に発見された時の写真もあります。

 

 

日本人にとってあの戦争は一体何だったのか

 

マリンタ・トンネルの記録映像や集団自決の破壊の跡を見ていると、一体、あの戦争は日本人にとって何だったのか、何の意味があったのかと、改めて考えさせられます。日本軍の兵士たちに関連する展示品は太平洋戦争記念館や日本平和庭園にも色々あり、数えきれないほど多くの日本の兵士たちの命が失われたことが読み取れます。

 

米軍やフィリピンの人々の憎しみを買うだけでなく、最初から勝算の全くない無謀な戦争を引き起こした日本軍首脳部の無為無策も手伝い、死地に追いやられた日本軍の若い兵士たち。コレヒドール島を訪れた際には、集団自決に追い詰められるまでに至った日本軍の若い兵士たちの、戦地での過酷で苦しい境遇について、読み取って頂きたいと思います。

 

スポンサーリンク


 

関連記事

 

コレヒドール島の関連記事

 

 

 

フィリピンの太平洋戦争の経緯の関連記事

 

 

 

コレヒドール島の各種情報

 

アクセス

 

メトロ・マニラのSMモール・オブ・アジアのすぐ傍にあるフェリー・ターミナルからサン・クルーズ社のフェリーに乗って40分~50分ほどかけてコレヒドール島まで移動します。2年ほど前までとはフェリー・ターミナルの場所が変わっているので(地球の歩き方の2015年版に掲載されているターミナルの場所は古い)、くれぐれもご注意ください。

 

 

サン・クルーズ社のツアー予約

 

島内見学はツアーのみであり、サン・クルーズ社のチケット売り場で希望のツアーを申し込みます。ツアー料金には往復のフェリー代や島での昼食代も含まれており、週末の日帰りトラムツアーであれば1人当たり2,749フィリピン・ペソ(平日なら2,550ペソ)、日帰り徒歩ツアーであれば1人当たり1,800ペソになります。なお、マリンタ・トンネル内の見学には別料金で200ペソ必要になりますので、ご注意ください。

 

島内は意外に広く、徒歩で回ると時間的に結構厳しいので、トラムツアーをお勧めいたします。他にも島内宿泊ツアー、ロッククライミングツアー、ハイキングツアーなど、いくつかのツアーがあるので、ご希望に沿ったツアーを申し込んで頂ければと思います。

 

詳しくはサン・クルーズ社のホームページをご覧ください。なお、サイクリング・ツアーもありますが、島内で自転車はレンタルされていないので、マニラ市からフェリーで忘れずに自転車を持参するようにしてください。

 

 

日本で不安のない事前予約をされるならベルトラのツアーで

 

現地に渡航してからサン・クルーズ社などのローカル会社のツアーに申し込む方法もありますが、予め日本で現地発ツアーに申し込んでおくと、ツアーによっては集合場所がSMモール・オブ・アジアよりも分かりやすい場所だったり、ホテルへの送迎がありますし、何より日本語で申し込んで日本語のツアーに参加できるので、とても安心感があります。下記リンクよりご検索・ご予約ください。
24時間オンライン予約可能★世界中のオプショナルツアー取扱VELTRA

ベルトラの現地オプショナルツアーのメリットとデメリットに関しましては、ブログ内の下記の別記事をご参照ください。

 

 

周辺地図(SM・モール・オブ・アジアとフェリー乗り場)

 

 

 

周辺地図(コレヒドール島内)

 

 

 

(参考に)フィリピンの各種情報

 

航空券

 

東京(羽田or成田)~マニラまで直行便で約4~5時間。航空運賃は5万円~6万円。航空会社はフィリピン航空が殆どです。JALやANAの直行便もありますが、便数が少なく、航空運賃が最低1万円~2万円はフィリピン航空より高くなります。関空、福岡などからも直行便があります。

 

時間は直行便よりかかるものの、香港経由のキャセイパシフィック航空や、ソウル経由の大韓航空など、航空会社によってはフィリピン航空の直行便より5千円~1万円ほど安くなるものもあります。GW休暇や盆休みなどの連休には航空運賃が跳ね上がることもあるのでご注意。

 

詳しくは、HISやスカイチケット、エクスペディアなどで航空券の検索を。
海外旅行はエイチ・アイ・エス

海外格安航空券を探すなら スカイチケット!

【航空券+ホテル】海外旅行エクスペディア★パッケージツアー

 

 

ビザ

 

30日間以内の滞在であればビザは不要です。31日以上滞在する場合、59日間有効のツーリストビザを取得でき、1回目は29日まで、2回目以降は1か月ごとの延長申請が可能です。詳しくは在日フィリピン大使館などでご確認を。

 

 

言語

 

公用語は英語とタガログ語。フィリピンはアジアで一番英語の通用度が高い国です。100以上の民族から成る多民族国家なため、タガログ語も含めて全国で80前後の言語が使われています。

 

 

通貨

 

1フィリピノ・ペソが2~3円程度に相当。

 

 

時差

 

日本よりマイナス1時間。

 

 

宿泊施設

 

ドミトリー等を使えば1泊1000円~2000円代でも宿泊可能。ゲストハウスなどの低価格のホテルが1泊3000円~4000円、設備のそこそこ整った中級以上のホテルだと1泊最低4000円以上はかかります。

 

フィリピンは物価が安いため、安価な宿泊施設がマニラの中心部でも多数あります。

 

ホテルの条件(Wi-Fi、冷蔵庫、エアコン、目的地へのアクセス、朝食の有無等)をよくご確認ください。特に、フィリピンは常夏の国なので、エアコンと冷蔵庫は必須と言えます。夏季や冬季の長期休暇は宿泊費が高騰しがちなので、その点も併せてご留意ください。

 

詳しくはエクスペディアやBooking.com、トリップアドバイザー等で検索を。
リアルタイム空室確認が分かりやすい!エクスペディアの海外ホテル
海外ホテル検索、Booking.com
TripAdvisor (トリップアドバイザー)