こんばんは。今回もまたバンコクにあるお寺の1つである、ワット・ヤーンナーワーに関する記事を書かせて頂きます。

日本とも関わりのあったジャンク船をご存知ですか?

ジャンク船は10世紀~18世紀にかけて中国で活躍・発展した木造船舶で、アラビア半島やアフリカとの交易にも用いられ、朱印船貿易や琉球王国との交易などで、日本とも関わりがありましたが、蒸気船の登場した19世紀以降急速に衰退してしまいました。詳しくはウィキペディアにあるジャンク船の記事をご参照ください。

ジャンク船の墓銘碑として建設された寺

ワット・ヤーンナーワーはチャオプラヤー川を遡るヨーロッパの近代的な大型船舶を目の当たりにしたラーマ3世(在位1824年~1852年)により、消えゆくジャンク船へのメモリアルとして建設されました。

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これがそのジャンク船の墓銘碑です。巨大で立派なことも然ることながら、背後に仏塔と高層ビルが両立しているところがいかにもバンコクらしいところです。

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墓銘碑の前に立っている像は恐らくラーマ3世のものと思われます。

ジャンク船墓銘碑と本堂を中心とする城下町

ワット・ファランポーンワット・アルンの記事で述べたように、タイの寺は、本堂や仏塔を中心とする城下町(コミュニティ)として機能していますが、このワット・ヤーンナーワーはジャンク船墓銘碑と本堂を中心とする城下町と言えるような気がします。

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ジャンク船墓銘碑のすぐ隣にある本堂。麓から見ると本当に城のように立派です。

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本堂のすぐ横にも高層ビルが控えているのがやはりバンコクらしいところです。

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こちらは本堂の最上階(3階)の光景

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同じく本堂の3階にある建物の光景。建物の精緻な装飾はやはり見事ですね。

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1つ下の階(2階)から眺めた本堂の最上階(3階)の光景。装飾が綺麗ですね。

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本堂の1階の入口の様子。中華風のドラゴンの装飾というところが、いかにも中国のジャンク船のメモリアルの寺に相応しい光景のような気がします。

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本堂の最上階から眺めた向かいの建物群の光景。タイのお寺が単なる建物ではなく、コミュニティであることがよく分かります。

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その背後には学校?のような大きな建物もあります。やはりタイのお寺というのはコミュニティなのですね。

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同じ建物を麓から撮影したもの。

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境内の外の車道から見た寺の入口。入口だけでもこんなにも立派です。

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同じ寺の入口を、境内の内側から撮影したもの。

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お坊さんたちの修行の場?、もしくはコミュニティの人たちの憩いの場?と思しき建物もあります。

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咲き誇っている草木や花々もとても綺麗です。

ジャンク船は消滅しても文化遺産として生き残っている

新しいものが登場・発展したことで、古いものは技術や利器としては消滅しても、文化遺産としては生き残り、これからもお寺のコミュニティ内外の人々の記憶に伝統として受け継がれていくのだという、1つの良い形の例がこのワット・ヤーンナーワーにはあります。バンコクに行かれた際には是非このワット・ヤーンナーワーを訪れて、ジャンク船について、想いを馳せてみてください。

入場料

無料

開園時間

毎日8時~20時

アクセス

BTSシーロム線サパーン・タークシン駅の4番出口を出てすぐ、あるいは水上交通チャオプラヤー・エクスプレスのサートーン船着場から徒歩すぐの所にあります。水上交通についてはチャオプラヤー・エクスプレス路線図を、MRT/BTSについてはバンコク市内路線図をご参照ください。

周辺地図

(参考に)タイの各種情報

■航空券
東京(羽田or成田)~バンコクまで直行便で約6~7時間。航空運賃は4万円~7万円。航空会社はタイ国際航空、JAL、ANA(スワンナプーム国際空港着)、エアアジア(ドンムアン空港着)など。関空、福岡、仙台などからも直行便があります。GW休暇や盆休みなどの連休には航空運賃が跳ね上がることもあるのでご注意。乗継便は、時間がかかる上に運賃も却って高くなるのであまりお勧めしません。
エアアジアが一番格安ですが、他の航空会社便と空港が違い(市内へのアクセスが不便)、荷物制限があったり、食事や飲料が運賃とは別料金だったりするのでご注意ください。
詳しくは、HISやエクスペディアで航空券の検索を。
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■ビザ
観光目的で、入国後30日(29泊30日)以内に出国する航空券を予約・所持していればビザ不要(陸路や海路で入国する場合は15日まで)。それ以外は原則ビザが必要なため、在日タイ大使館などで確認を。

■言語
公用語はタイ語。英語は観光客向けのホテルやレストランでは通じますが、一般の通用度は低いです。

■通貨
1バーツが3~4円程度に相当。

■時差
日本よりマイナス2時間。

■宿泊施設
ドミトリー等を使えば1泊1000円未満でも宿泊可能。1泊3000円も出せばそこそこ設備の良いホテルに泊まれます。詳しくはエクスペディアで検索を。
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