太平洋戦争の激戦地だったコレヒドール島の日本軍の大砲から読み解く米軍との攻守の逆転劇

こんばんは。今日も私の記事を訪問してくださりありがとうございます。今回の記事では、1944年~1945年にかけて、敗戦色が濃くなり追い詰められていく日本軍側の視点を中心に、島内の日本軍側に関連する見所について、それを踏まえての太平洋戦争のフィリピンにおける日米の攻守の逆転劇について、書かせて頂きます。

 

 

日本平和庭園に設置された日本軍の大砲

 

1942年5月6日に米比軍の守備隊が降伏し、コレヒドール島が日本軍によって陥落されて以降、敗走した米軍司令部に代わり、日本軍の大砲や司令部がこの島に置かれることになります。島内にある日本平和公園には、当時日本軍により設置された何台もの榴弾砲が、今も残されています。

 

米比軍に撃たれた無数の銃弾の弾痕があります。それでも戦時中はきちんと作動していたのですからこの榴弾砲の性能は確かなようです。

 

 

 

バターン半島や付近の島々も射程距離内に入っています。

 

 


一瞥しただけでもこの庭園内に7~8台くらいはありそうです。榴弾砲のすぐ傍にはコレヒドール島の戦闘で犠牲になった全ての人たちのための慰霊碑が立てられています。

 

 

榴弾砲は、1942年4月にバターン半島の米比軍が降伏して以降、半島に設置されコレヒドール島への砲撃を繰り返していたものです。それが5月以降はコレヒドール島に持ち込まれました。米軍の緑色の高射砲に比べるとかなり小型で、塗装色も異なっています。

 

 

日本軍の地下壕跡や発電建屋跡

 

米比軍が降伏したことで、コレヒドール島には日本軍の拠点作りが急速に進みました。

 

 


日本平和庭園からトラムで10分ほどの圏内には、日本軍によって新たに造られた地下壕や発電建屋の跡地があります。

 

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日本兵たちが集団自決した防空壕跡

 

また、地下壕跡や発電建屋跡の付近には、日本軍によって造られた防空壕の跡も多数あります。

 

 


これらの防空壕は日本軍の敗戦がほぼ確実になった際、追い詰められた多くの日本兵が集団自決した場所でもあります。

 

 

日本軍の司令部跡

 

島の中央の比較的標高の高い場所にある、米軍司令部跡から徒歩圏内の場所には、日本軍の司令部の建物跡があります。

 

先の発電建屋や地下壕、防空壕と同様、今は廃墟となり、全く使われていません。それでも確かにここに日本軍の司令部があり、そして再上陸してきた米比軍との激しい戦闘となった場所であることは、司令部内の壁に残された無数の弾痕や、手向けられた花束、供えられた線香から窺い知ることができます。

 

 

日本軍優勢から敗走へと逆転する米軍との攻防劇

 

マッカーサーや米軍司令部が1942年に敗走して以降、マリンタ・トンネル内にも日本軍の司令部が置かれました。この年までは日本軍が優勢に太平洋戦争の戦局を展開しますが、やがてマッカーサーと米軍がオーストラリアから反攻に転じ、レイテ島に上陸して以降は日本軍が敗走を重ねるようになり、3年後の1945年には米軍がコレヒドール島への上陸を開始、3年前とは攻守が完全に逆転することになります。

 

投降して捕虜になることが禁じられていた日本軍の兵士たちは、追い詰められて集団自決します。マリンタ・トンネル内にも追い詰められた日本軍の兵士たちが集団自決した破壊の跡が見られ、当時の日本軍関連の記録映像も見られます。

 

あの戦争は日本人にとって一体何だったのか、米軍やフィリピンの人たちからの憎しみを買ってなお、わざわざ戦争をする意味が一体どこにあったというのか、コレヒドール島を訪れた際には、当時の日本軍の兵士たちが置かれた過酷な境遇について、想いを馳せて頂ければと思います。

 

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コレヒドール島の各種情報

 

アクセス

 

メトロ・マニラのSMモール・オブ・アジアのすぐ傍にあるフェリー・ターミナルからサン・クルーズ社のフェリーに乗って40分~50分ほどかけてコレヒドール島まで移動します。2年ほど前までとはフェリー・ターミナルの場所が変わっているので(地球の歩き方の2015年版に掲載されているターミナルの場所は古い)、くれぐれもご注意ください。

 

 

サン・クルーズ社のツアー予約

 

島内見学はツアーのみであり、サン・クルーズ社のチケット売り場で希望のツアーを申し込みます。ツアー料金には往復のフェリー代や島での昼食代も含まれており、週末の日帰りトラムツアーであれば1人当たり2,749フィリピン・ペソ(平日なら2,550ペソ)、日帰り徒歩ツアーであれば1人当たり1,800ペソになります。なお、マリンタ・トンネル内の見学には別料金で200ペソ必要になりますので、ご注意ください。

 

島内は意外に広く、徒歩で回ると時間的に結構厳しいので、トラムツアーをお勧めいたします。他にも島内宿泊ツアー、ロッククライミングツアー、ハイキングツアーなど、いくつかのツアーがあるので、ご希望に沿ったツアーを申し込んで頂ければと思います。

 

詳しくはサン・クルーズ社のホームページをご覧ください。なお、サイクリング・ツアーもありますが、島内で自転車はレンタルされていないので、マニラ市からフェリーで忘れずに自転車を持参するようにしてください。

 

 

日本で不安のない事前予約をされるならベルトラのツアーで

 

現地に渡航してからサン・クルーズ社などのローカル会社のツアーに申し込む方法もありますが、予め日本で現地発ツアーに申し込んでおくと、ツアーによっては集合場所がSMモール・オブ・アジアよりも分かりやすい場所だったり、ホテルへの送迎がありますし、何より日本語で申し込んで日本語のツアーに参加できるので、とても安心感があります。下記リンクよりご検索・ご予約ください。
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ベルトラの現地オプショナルツアーのメリットとデメリットに関しましては、ブログ内の下記の別記事をご参照ください。

 

 

周辺地図(SM・モール・オブ・アジアとフェリー乗り場)

 

 

 

周辺地図(コレヒドール島内)

 

 

 

(参考に)フィリピンの各種情報

 

航空券

 

東京(羽田or成田)~マニラまで直行便で約4~5時間。航空運賃は5万円~6万円。航空会社はフィリピン航空が殆どです。JALやANAの直行便もありますが、便数が少なく、航空運賃が最低1万円~2万円はフィリピン航空より高くなります。関空、福岡などからも直行便があります。

 

時間は直行便よりかかるものの、香港経由のキャセイパシフィック航空や、ソウル経由の大韓航空など、航空会社によってはフィリピン航空の直行便より5千円~1万円ほど安くなるものもあります。GW休暇や盆休みなどの連休には航空運賃が跳ね上がることもあるのでご注意。

 

詳しくは、HISやスカイチケット、エクスペディアなどで航空券の検索を。
海外旅行はエイチ・アイ・エス

海外格安航空券を探すなら スカイチケット!

【航空券+ホテル】海外旅行エクスペディア★パッケージツアー

 

 

ビザ

 

30日間以内の滞在であればビザは不要です。31日以上滞在する場合、59日間有効のツーリストビザを取得でき、1回目は29日まで、2回目以降は1か月ごとの延長申請が可能です。詳しくは在日フィリピン大使館などでご確認を。

 

 

言語

 

公用語は英語とタガログ語。フィリピンはアジアで一番英語の通用度が高い国です。100以上の民族から成る多民族国家なため、タガログ語も含めて全国で80前後の言語が使われています。

 

 

通貨

 

1フィリピノ・ペソが2~3円程度に相当。

 

 

時差

 

日本よりマイナス1時間。

 

 

宿泊施設

 

ドミトリー等を使えば1泊1000円~2000円代でも宿泊可能。ゲストハウスなどの低価格のホテルが1泊3000円~4000円、設備のそこそこ整った中級以上のホテルだと1泊最低4000円以上はかかります。

 

フィリピンは物価が安いため、安価な宿泊施設がマニラの中心部でも多数あります。

 

ホテルの条件(Wi-Fi、冷蔵庫、エアコン、目的地へのアクセス、朝食の有無等)をよくご確認ください。特に、フィリピンは常夏の国なので、エアコンと冷蔵庫は必須と言えます。夏季や冬季の長期休暇は宿泊費が高騰しがちなので、その点も併せてご留意ください。

 

詳しくはエクスペディアやBooking.com、トリップアドバイザー等で検索を。
リアルタイム空室確認が分かりやすい!エクスペディアの海外ホテル
海外ホテル検索、Booking.com
TripAdvisor (トリップアドバイザー)