こんばんは。今回からしばらく、比較的近い場所にあり、三連休でも行ける台湾の記事を書かせて頂きます。

民主的・開放的な国である台湾

政治的・経済的・軍事的にアジアで肥大化している中国と比較すると、小さな島国である台湾は、過小評価されがちです。しかし民主的で開放的という点では政治・経済の両面で中国本土よりも遥かに進んでいる台湾の方が、私的には気に入っています。

日本統治下の文化遺産の代表格である中華民国総統府

そんな現在の台湾のシンボルと言えるのが、首都・台北にある中華民国総統府の建物です。この総統府は日本の植民地統治時代の台湾総督府の建物がそのまま独立後の台湾にも引き継がれたもので、その意味では台湾の日本統治時代の文化遺産の代表格でもあります。
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雨の日だったので写真の映りが悪くなってしまったせいも手伝い、余計に荘厳でやや威圧感を覚える、良くも悪くも日本の植民地支配を象徴する建物だと言えます。

日本統治時代から受け継がれた台北賓館

台北市内で、総統府の次に代表的なものが、かつての台湾総督官邸、現在の台北賓館でしょう。台湾総督の住居と執務の場の両方を兼ねており、迎賓館としても使用され、皇太子時代の昭和天皇をはじめ、数々の要人が宿泊したことがあります。

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そして戦後、台湾の帰属を日本から中華民国に移行した日華平和条約を1952年に調印した場所でもあり、国民党政権の時代から現在に至るまでは、やはり迎賓館として使用されています。台北賓館の後ろに高層ビルが控えているのはいかにも現在の台北ならではです。

かつては常時憲兵の監視下に置かれていた

日本の統治時代や国民党の独裁政権の時代には、総統府も台北賓館も常時憲兵が監視しており、建物前で立ち止まるだけでも詰問されましたが、李登輝の新総統就任以降の民主化の進展により、現在は限られた全館開放日だけではあるものの、一般公開が実現されました。

一般公開の解禁は民主化された新時代の台湾の象徴

見学が可能なのは限られた平日と全館開放日の午前中のみであり、内部の撮影も禁止されています。それでも一般公開が許され、外観だけであれば撮影も許され、全館開館日であれば内部の撮影も許され、さらには外国人でもパスポートを携帯・提示すれば内部の見学を許可されるようになったのは、民主化された台湾の新しい時代の象徴だと言えます。

狭い国土の中に多数ある日本の植民地統治下の文化遺産

この総統府や台北賓館のように、台湾には、狭い国土の中に魅力的な見所が数多くあり、とりわけ日本の植民地統治下にあった時代の文化遺産がたくさんあります。明治から昭和初期にかけて日本でどのような文化が築かれていたのか、台湾に行けば残された文化遺産から色々と伺い知ることができます。

入場料

中華民国総統府は平日と全館開放日のみ無料で入場可。ただし要パスポート持参。貴重品以外の荷物を入口手前で預け、セキュリティチェックを受ける必要あり。撮影不可(ただし全館開放日は撮影可)。
台北賓館は中華民国総統府の全館開放日のみ無料で入場可。撮影可(ただしフラッシュ不可)。

開園時間

中華民国総統府は平日の9時~11時半の入場可。全館開放日の開放日時は中華民国総統府ウェブサイトで要確認。全館開放日以外は3日前までに要予約。
台北賓館は中華民国総統府の全館開放日の8時~15時半の入場可。

アクセス

中華民国総統府はMRT松山新店線、板南線「西門」駅出口3から東へ徒歩約4分。淡水信義線「台大醫院
」駅出口1から南西へ徒歩約7分。
台北賓館は淡水信義線「台大醫院
」駅出口2から南へ徒歩約1分。台北のMRTについては台北MRT路線図をご参照ください。

周辺地図

(参考に)台湾の各種情報

■航空券
東京(羽田or成田)~台北まで直行便で約4時間。到着空港は成田からであれば台湾桃園国際空港に、羽田からであれば台北国際(松山)空港になります。東京(成田)~高雄までは直行便で約4時間半。航空運賃はいずれも4万円~6万円程度。航空会社はエバー航空が最も安く、他にキャセイパシフィック航空やチャイナエアラインやANAなど。札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡などからも直行便があります。GW休暇や盆休みなどの連休や、航空会社の時間帯によって航空運賃が十万円単位まで跳ね上がることもあるのでご注意。乗継便は、航空会社によっては1万円程度安くなることもありますが、10時間以上かかることが多いのであまりお勧めしません。
詳しくは、HISやエクスペディアで航空券の検索を。
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■ビザ
90日以内の観光目的で滞在の日本国民は、出国のための予約済みの航空券か乗船券を持っていればビザは不要。それ以上の滞在や留学などはビザが必要であるため、駐日台湾大使館などでご確認を。

■言語
公用語は中国語。英語の通用度は日本と同程度。観光客向けの中級以上のホテルやレストランなどであれば、むしろ日本語の方が良く通じることがあります。

■通貨
1台湾元が3~4円程度に相当。

■時差
日本よりマイナス1時間。

■宿泊施設
安価なホテルであれば3000台で泊まれるところもありますが、そこそこ設備の良いホテルだと4000円以上はかかります。ホテルの条件(Wi-Fi、冷蔵庫、エアコン、目的地へのアクセス等)をよくご確認ください。詳しくはエクスペディアで検索を。
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